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売上高は17・7%増の68億8700万円 岡野バルブ製造
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週刊経済2023年1月24日発行
バルブ製造が国内外で堅調に推移
発電プラント向けバルブ製造業の岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)の2022年11月期連結決算は、売上高が前期比17・7%増の68億8700万円、経常利益が26・5%増の5億6200万円の増収増益だった。
メンテナンス部門で原子力案件の一部が計画変更で次期に延伸となったものの、主力のバルブ製造販売部門が、国内原子力発電所向けの弁、および機器関連の販売が堅調に推移し増収。また利益面も増収基調に加え、バルブ製造部門における採算管理の徹底やメンテナンス部門の稼働率向上が寄与し、営業利益が33・4%増の4億8800万円、純利益が59・4%増の4億8300万円でともに増益となった。
今期はバルブ製造販売部門で国内外での売上予定案件を見込むほか、その他新事業も受注活動を強化することで、売上高は73億1200万円(6・2%増)。一方で利益面は原価率が前期より高くなることが予想されるため、経常利益は4億700万円(同27・7%減)の増収減益を見込んでいる。