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売上高は17・3%減の1136億6100万円 黒崎播磨3月期


週刊経済2021年6月15日発行

経常は34・8%減の63億円

東証一部上場で、耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区、江川和宏社長)の2021年3月期は、売上高が前年同期比17・3%減の1136億6100万円、経常利益が同34・8%減の63億6100万円で減収減益だった。
国内粗鋼生産量の減少による影響で耐火物需要や鉄鋼製造設備作業の減少のほか、ファーネス事業での大型工事案件の受注減が減収と減益につながった。
事業別の売上高では、耐火物事業が前年同月比20・3%減の910億5500万円、ファーネス事業が同7・0%減の137億3千万円。一方で、セラミックス事業は燃料電池向け断熱材の拡販などが増収要因で同10・4%増の74億1200万円を計上した。
同社は1918年10月設立。資本金は55億3796万円、従業員は4802人(連結、今年3月末日現在)。