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売上高は16・2%減の940億7300万円 小野建中間決算


鉄鋼商品販売減少などで減収減益

東証1部上場で、鋼材輸入や販売を手掛ける小野建㈱(北九州市小倉北区西港町、小野建社長)の2021年3月期中間連結決算(4~9月)は、売上高が前年同期比16・2%減の940億7300万円、経常利益が同23・1%減の21億1700万円で減収減益だった。
売上高は鉄鋼商品販売事業において、販売数量の減少や鋼材市況の下落が販売単価の低下につながったため、減収となった。また、販売数量の減少が主要因で営業利益は26・3%減の19億7000万円だった。
エリア別に見ると、九州・中国エリアでは鉄鋼商品販売数量の減少と鋼材市況の下落による販売単価の低下で売上高は前年同期比14・6%減。関西・中京エリアも同20・9%減となり、関東・東北エリアでも同様に同15・2%減となり減収となった。一方、利益面に関しては、九州・中国エリアは鉄鋼商品販売事業の販売数量の減少でセグメント利益は前年同期比17・9%減。関西・中京エリアや関東・東北エリアでも同様に、同事業の販売数量の減少などで減益につながった。
通期売上高は前期比11・3%減の2033億円、営業利益が21・4%減の49億円、経常利益が20・2%減の52億円を見込んでいる。

2020年11月24日発行