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売上高は15・4%増の70億4千万円 プラッツ6月期


週刊経済2021年8月24日発行

経常は31・6%増の8億7300万円

介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、城雅宏社長)の2021年6月期連結決算は、売上高が前期比15・4%増の70億4千万円、経常利益が同31・6%増の8億7300万円で増収増益だった。5期連続の増収、3期連続の増益で共に過去最高を更新した。
売上面では新型コロナウイルス感染症拡大の影響による入院調整で在宅待機が相当数増加したことに加え、主力の介護用電動ベッド「Miolet(ミオレット)Ⅲ」の売れ行きが好調に推移。医療・高齢者施設向けの販売も新規開拓などの営業活動強化が奏功した。販売市場別にみると、福祉用具流通市場は前期比14・8%増の54億5198万円、医療・高齢者施設市場は同22・8%増の12億6910万円、家具流通市場は同4・8%増の1億3490万円、海外市場は同3・0%増の1億8424万円。利益面では売上増に伴い売上総利益が増加。為替差益2100万円(前期比12倍)、営業外収益として持分法による投資利益1億2800万円(同24・4%増)の計上もあり増益だった。営業利益は同29・6%増の7億2400万円。一方、訴訟損失引当金5億600万円の計上により、当期純利益は同39・8%減の3億500万円となった。
今期は売上高が前期比7・2%増の75億5千万円、営業利益が同17・2%減の6億円、経常利益が同25・6%減の6億5千万円、当期純利益が同30・8%増の4億円で増収減益を見込んでいる。