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売上高は15・4%増の287億2500万円 西部技研12月期連結決算
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週刊経済2024年2月27日発行号
EV普及に伴うバッテリー需要増で
省エネ・環境保全装置機器製造販売の㈱西部技研(古賀市青柳、隈扶三郎社長)の23年12月期連結決算は、売上高が前年同期比15・4%増の287億2500万円、経常利益が同8・8%減の43億6100万円だった。
23年10月の上場後初の通年決算。電気自動車(EV)の普及に伴うリチウムイオンバッテリー市場での設備投資需要が高まり、日本や北米を中心にデシカント除湿機のシェア拡大に向け受注活動の強化を図ったことで増収となった。一方、利益面は、営業力強化やグループ内の管理体制の整備に伴う人件費などの計上に加えて世界的な物流費高騰などが減益に繋がった。営業利益は同6・7%減の42億9800万円。純利益は同12・2%減の34億3100万円だった。
24年12月期の連結業績は、売上高が同16・3%増の334億1700万円、経常利益が同5%増の45億7700万円、営業利益が同3・2%増の44億3400万円を見込んでいる。