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売上高は14%減の226億9100万円 RKB毎日HD3月期


週刊経済2021年6月8日発行

放送事業回復で今期は増収見込む

㈱RKB毎日ホールディングス(福岡市早良区百道浜2丁目、井上良次社長)の21年3月期連結決算は、売上高が前期比14・0%減の226億9100万円、経常利益が同44・2%減の9億2900万円で減収減益となった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレビ・ラジオともスポットCMの出稿自粛と番組関連イベントの中止が響き、放送事業収入は17・0%減となったほか、システム関連事業や不動産事業なども落ち込み2期連続の減収。利益面では外注費の削減やリモートワークの推進による時間外労働の抑制が経費削減につながったシステム関連が営業利益で26・9%増となったが、それ以外のセグメントが前年を下回り、全体でも営業利益、経常益、純利益すべてで減益となった。
今期は収益が回復しつつある放送事業での増収を見込んでいることから、売上高が2・0%増の231億4千万円、営業利益が5・4%減の7億3千万円、経常利益が7・5%減の8億6千万円、当期純利益が5・8%減の5億1千万円の増収減益を見込んでいる。