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売上高は14・9%減の1079億7500万円 ナフコ上半期


週刊経済2021年11月16日発行

コロナ特需の反動で大幅減

ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する㈱ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、石田卓巳社長)の第2四半期(4~9月)決算は、売上高が1079億7500万円、経常利益は73億400万円だった。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、前年同期との比較は出していないが、単純比較した増減率は、売上高は前年同期比14・9%減、経常利益は同47・5%減(以下同)で減収減益となっている。
当期は新規出店が2店、増床1店舗、閉鎖1店で店舗数は増加したが、昨年のコロナ特需の反動で感染対策商品や巣ごもり関連の商品売り上げが減少して実質的にも減収となった。利益面も減収に加え、商品単価の下落などで売上総利益が減少。営業利益は48・3%減の70億8600万円、当期純利益は46・5%減の45億3100万円となった。
部門別の業績は、主力の「資材・DIY・園芸用品」は売上高が12・0%減の523億6200万円で売上総利益は13・1%減、「生活用品」は売上高20・1%減の270億5500万円、売上総利益20・6%減、「家具・ホームファッション用品」は売上高14・7%減の200億4900万円、売上総利益12・5%減、「その他」は、売上高が15・1%減の85億700万円、売上総利益は15・2%減だった。
通期の業績予想も下方修正しており、売上高は期首予想比8・3%減の2076億円(前期比11・5%減)、営業利益は同27・1%減の137億円(同24・8%減)、経常利益は同26・6%減の143億円(同24・4%減)、当期純利益は同28・1%減の82億円(同29・8%減)を見込んでいる。