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売上高は13・8%減の585億円  三井松島産業    経常利益は2倍超に


 石炭生産、輸入販売の三井松島産業株式会社(福岡市中央区大手門1丁目、天野常雄社長)の2016年3月期の連結決算は、売上高が前期比13・8%減の585億6400万円、経常利益が129・6%増の13億7900万円で減収増益だった。単体では売上高が384億6300万円(23・4%減)、経常利益が7億8400万円(26・2%減)の減収減益だった。
 石炭販売事業では世界の石炭需給の緩和による販売量の減少や石炭価格の下落などから減収となった。一方、収益面では石炭事業でのリデル炭鉱(豪州)の操業コストの減少やオーダースーツ製造販売・花菱縫製株式会社のM&Aによる衣料品事業の業績などで営業利益が大幅に増加。さらに受取利息や為替差益など営業外収益が増えたため経常利益は2倍超の増益となった。
 次期は、引き続き石炭価格の下落や販売量の減少、前期に海外子会社において為替差益の計上があったことなどから売上高が510億円(12・9%減)、経常利益が2億円(85・5%減)の減収減益を見込んでいる。