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売上高は13・7%増の959億9300万円 岩田屋三越3月期
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週刊経済2022年6月7日発行
宝飾品など高額品販売好調
㈱岩田屋三越(福岡市中央区天神2丁目、伊倉秀彦社長)の2022年3月期決算は、売上高が前期比13・7%増の959億9300万円、経常損益が6億6200万円の黒字(前期は8億800万円の赤字)だった。
最終損益は3億1200万円の黒字(前期は14億200万円の赤字)。一部売り場休業や時短営業はあったものの全館休業はなく、また時計や宝飾品、絵画など高額品販売が好調だったことに加え、外部委託していた業務を内製化するなどコスト削減により2年ぶりの黒字転換となった。前期から会計基準を変更したため売上高は331億円で記載。同社では「ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、新中期経営計画の初年度として、暮らしにおける豊かさを提案する魅力ある店舗づくり、構造改革推進で収益確保に取り組んでいく」としている。
今期は好調が続く高額品やアプリ活用で顧客接点を強化し、売上高は12・3%増の1078億1600万円、経常利益は2・8倍の18億7100万円、純利益は4・7倍の14億7200万円を見込む。