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売上高は13・4%減の4109億5700万円 安川電機2月期連結決算
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新型コロナ影響で20年度通期予想控える
㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩社長)の2020年2月期連結決算は、売上高が前年比13・4%減の4109億5700万円、経常利益が同54・1%減の233億6100万円の減収減益となった。
営業利益は同55・1%減の223億3900万円、当期純利益は同64・9%減の144億4900万円。米中貿易摩擦の長期化でグローバルで設備投資需要が低迷したことが影響した。ACサーボモータやインバータを製造するモーションコントロール部門と、産業用ロボット製造のロボット部門の主力2部門とも減収減益。また、新型コロナウイルス感染が期中に及ぼした影響については、最終月の2月から、売上高で70億円、営業利益で25億円相当があったという。
今期第1四半期は、足元で中国のサプライチェーンの正常化や半導体、電子部品市場が回復する一方、新型コロナウイルス感染拡大により顧客の工場稼働が悪化するリスクも想定。売上高で925億円(前年同期比13・9%減)、営業利益で40億円(同45%減)を見込む。通期については新型コロナウイルス感染の影響による設備投資動向が不透明なため予想を控える。
YE DIGITALと製造業向けIOTの新会社
また、同社は4月10日、情報処理サービス業の㈱YE DIGITAL(旧安川情報システム・北九州市八幡西区、遠藤直人社長)と、製造業工場や物流などの自動化に関するIoTソリューション事業における合弁会社設立で合意した。
社名は㈱アイキューブデジタル。出資比率は安川電機60%、YE DIGITAL40%。本社を北九州市内に置き、7月に設立予定。資本金は5000万円を予定し、従業員数は約70人を計画。売上高見込みは未定。
2020年4月21発行