NEWS

  • 地域

売上高は13・4%増の28・9億円  東洋ホイスト    選別受注で7期連続の利益率10%超え


 巻上げ装置・電動ホイスト製造の東洋ホイスト株式会社(糟屋郡新宮町、東谷典章社長)の2015年3月期決算は、売上高が前期比13・4%増の28億9900万円、経常利益が1・8%減の3億7200万円で、増収減益だった。
 環境クレーンの大型案件などを中心に受注が増加し、全4部門が増収となった。利益面は微減となったが、経常利益率は12・8%で期首当初の目標である利益率10%超えを7期連続で達成した。事業別売上高はメンテナンスが7・8%増の10億70万円、ホイストが12・6%増の9億5843万円、環境クレーンが26・5%増の5億6625万円、舶用クレーンが13・3%増の3億7377万円。16年3月期は前期の受注残を確保しており、売上高が微増の29億円、経常利益が19・3%減の3億円を見込む。東谷社長は「徐々に地力がついてきているのを感じる。“利益は社内から”を基本に、良い製品づくりと利益確保に取り組んでいく」と話している。
 同社は1923年創業、58年9月設立。資本金6000万円。従業員102人。東谷社長は山口県出身、1949年3月16日生まれの66歳、京都外語大学卒、趣味は読書、川柳、ボランティア。