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売上高は13・2%増の16億7600万円 フロンティア11月期


週刊経済2022年1月25日発行

経常利益は5・6%増の8100万円

福証Qボード上場で、自動車用アクセサリー部品メーカーの㈱フロンティア(福岡市中央区天神2丁目、山田紀之社長)の2021年11月期連結決算は、売上高が前期比13・2%増の16億7600万円、経常利益が同5・6%増の8100万円で増収増益だった。
自動車用品販売を主とするPB販売事業は、既存取引先での大口受注やエリア制導入、対面での訪問営業による新規顧客の獲得を図り好調に推移した一方、半導体不足による新車の供給遅れの影響を受けた。電子玩具販売を主とするOEM/ODM事業では、昨年に引き続く巣籠り需要効果により、人気キャラクターの児童向け電子玩具の引き合い、商談が堅調だったほか、クリスマス商戦向けの量産体制で製造出荷も好調に推移した。営業利益は同12・1%増の8500万円、当期純利益は同7・5%増の6500万円。
今期は売上高が前期比11・8%増の18億7500万円、営業利益が同50・5%増の1億2900万円、経常利益が同51・7%増の1億2300万円、当期純利益が同41・6%増の9300万円で増収増益を見込んでいる。
同社は2002年に山口県周南市で「CARフロンティア山田」として創業、03年12月設立。資本金5139万円。従業員14人(21年8月末)。08年5月に現社名に変更し、14年7月に福岡支店(福岡市中央区天神2丁目)を開設。19年4月に本社を福岡に移し周南市の旧本社を山口支店とした。18年7月東京証券取引所「東京プロマーケット」上場(21年10月末廃止)、21年11月福岡証券取引所「Qボード」上場。