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売上高は13・1%減の401億200万円 シノケングループ中間期


週刊経済2021年9月7日発行

期首予想比は2・5%増

㈱シノケングループ(福岡市中央区天神1丁目、篠原英明社長)の1~6月中間連結決算は、売上高は前年同期比13・1%減の401億200万円、経常利益は同15・1%減の33億2千万円と減収減益だった。
昨年3月から秋ごろまで、アパート用地の仕入れを止めたことで当期の販売が伸びず減収、営業利益も16・8%減の35億400万円、当期純利益も18・2%減の21億5300万円となった。一方、当初見通しよりも前倒しで完成した物件があったため、期首予想比では、売上高は2・5%増、営業利益は52・1%増、経常利益は65・0%増、当期純利益は57・1増となっている。
事業別の売上高は、不動産セールス事業は25・0%減の175億1800万円、管理、家賃等の債務保証、保険の不動産サービス事業は、賃貸管理戸数、マンション管理戸数、家賃等の債務保証件数、保険契約数等が堅調に増加し、13・3%増の106億8800万円、ゼネコン事業は、物件の規模や引き渡しの時期によって数字が変動するため当期は7・6%減の120億5300万円、エネルギー事業は、LPG販売、電力小売りともに伸びて9・5%増の17億300万円、ライフケア事業は2・4%増の8億4400万円、海外などその他の事業は0・4%減の1億400万円となっている。
通期の連結業績予想は、売上高は前期比10・3%増の1050億円、営業利益は0・2%増の89億円、経常利益は0・1%増の85億円、当期純利益は0・9%増の60億円で、予想修正はしていない。
篠原社長は中間期業績について「不動産セールスは、用地の仕入れを止めたことや、ウッドショック、コロナの影響などの中で、予想を上回ることができた。その他の事業も含めて全体的に順調」と話している。また昨年上期に100億円規模で組成したリートの今後については「今年12月以降の上場を目指している」という。