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売上高は12%増の6844億円で29期連続増収 コスモス薬品
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関東含め積極的な出店
ドラッグストアチェーンの㈱コスモス薬品(福岡市博多区博多駅東2丁目、横山英昭社長)の2020年5月期連結決算は、売上高が前期比12・0%増の6844億300万円、経常利益が同15・6%増の315億6200万円で、12期連続の増収増益となった。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う渡航制限でインバウンド需要の急激な落ち込みが影響した8店舗を含む15店舗の不採算店を閉鎖したが、九州地区の20店舗をはじめ、中国・四国・関西地区で40店舗、中部地区や新商圏の関東地区で20店舗を出店するなど順調に店舗網を拡大。また徹底した低価格戦略も奏功し29期連続の増収となった。またディスカウント戦略に伴う物流や店舗作業の平準化によってローコストオペレーションを推進。自社競合に伴う一時的な収益性低下はあったが、増収基調に伴い、営業利益は17・4%増の290億9400万円、純利益は同11・7%増の214億3500万円となった。
今期は新型コロナウイルス感染症による影響で個人消費はしばらく低調に推移すると見込まれるが、九州・中国・四国地区を基盤に新商勢圏の関東・中部・完成地区への出店も積極的に進め、通期は売上高が5・6%増の7230億円、経常利益が0・1%増の316億円を見込んでいる。
2020年7月21日発行