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売上高は12・7%増の66億1100万円 日本タングステン中間期


週刊経済2022年11月29日発行

今期増収増益へ

タングステン、モリブデンメーカーの日本タングステン㈱(福岡市博多区美野島1丁目、後藤信二社長)の2023年中間連結決算は売上高が前期比12・7%増の66億1100万円、経常利益が22・2%増の7億5600万円で増収増益だった。
半導体・電子部品市場が好調を維持したことや産業用機器、部品市場でも国内外の設備投資需要により好調に推移。一方で、自動車部品市場では、半導体不足の影響などにより減収。また、衛生用品機器市場も需要の回復が部分的なものに留まっており低調だった。利益面は製造経費や販管費の圧縮など収益改善を進め純利益は同16・6%増の5億1800万円。
今後はロシア・ウクライナ情勢の長期化、為替の動向や感染症リスク継続など不透明な状況は続くが、通期売上高は前期比5・5%増の127億円、経常利益は1・7%増の12億6千万円の増収増益を見込む。