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売上高は12・2%減の386億600万円 アプライド


週刊経済2023年5月30日発行号

経常は17億5300万円

パソコン、周辺機器などの製造販売を手掛けるアプライド㈱(福岡市博多区東比恵3丁目、岡義治社長)の23年3月期連結決算は売上高が前年同月比12・2%減の386億600万円、経常利益は同26・2%減の17億5300万円で減収減益だった。営業利益は同26・5%減の17億3700万円、当期純利益は同26%減の10億9800万円。
前期のコロナ禍でのリモートワークなどIT導入伸長からの反動減で減収。利益面は、売上高の減少に加えてエネルギー価格の高騰で運送費や水道光熱費などが上昇し諸経費が増えたことで減益となった。
セグメント別売上高は、パソコン・ゲーム事業がオリジナル製品を中心とした各種ソリューションの提案で差別化を図り、前年同期比13・7%増の305億2100万円。化粧品・雑貨事業は同53・3%減の78億5300万円。出版・広告事業は同1・5%減の3億4900万円だった。
今期は、企業の研究開発や文教市場でのIT・AIの利活用の促進に向けたBtoB向けコンピューター事業の強化を推進し、5月に東北地方初進出の仙台営業所を開設したほか、専門性の高い店舗づくり、生産工場の再増床などを計画。連結売上高は3・6%増の400億円、経常利益は2・6%増の18億円の増収増益を見込んでいる。