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売上高は11・8%増の157億4200万円 博多大丸2月期


週刊経済2024年5月22日発行号

高額商材が伸長

㈱博多大丸(福岡市中央区天神1丁目、村本光児社長)の2024年2月期決算は、売上高が前期比11・8%増の157億4200万円、経常損益は前期の3億8500万円損失から6億5200万円の利益で4期ぶりに黒字転換した。
富裕層やインバウンドに向けた強化策が奏功、ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品など高額商材が伸長して増収、営業損益も前期の5300万円損失から8億8100万円の黒字、当期純損益も4億3200万円の損失から5億8700万円の黒字になった。また、同社の親会社J.フロントリテイリング㈱が連結決算で適用している国際会計基準(IFRS)では、売上収益は11・5%増の157億100万円、事業利益は約6・1倍の8億3500万円、営業損益は前期の1億900万円損失から6億5900万円の黒字、当期純損益は5億2500万円の損失から8億2200万円の黒字になった。全館売上高は、福岡天神店が15・0%増の537億9200万円、長崎市のハマクロス411が1・3%減の3億4500万円。全体では14・9%増の541億3800万円だった。
今期は、IFRSで売上収益は9・5%増の172億円、事業利益は85・6%増の15億5000万円、営業利益は約2倍の13億5000万円、当期純利益は7・0%減の7億6500万円を見込んでいる。