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売上高は11・7%減の6億5500万円 マツモト中間決算


週刊経済2022年12月27日発行

少子化やペーパーレス化などで

卒業アルバム制作の㈱マツモト(北九州市門司区社ノ木1丁目、松本大輝社長)の2023年4月期中間決算は、売上高が前年同期比11・7%減の6億5500万円、経常損失は3億3800万円(前年同期は経常損失4億6千万円)で減収、赤字を縮小した。
売り上げ面では、昨今の新型コロナウイルス感染流行や少子化の影響、ペーパーレス化による印刷需要の減少などを踏まえ、主力の学校アルバム部門(主に卒業式後納品分)は前年同期比12・7%減の4億5600万円、一般商業印刷部門は同9・6%減の2億800万円だった。利益面では、人員減少による労務費の削減、前期に固定資産の減損損失を計上したことによる減価償却費の減少などにより製造原価が減少し、営業損失は3億4900万円(前期間は営業損失4億6900万円)、上半期純損失は3億4100万円(前期は純損失3億5400万円)だった。 今期見通しは、売上高が前期比1・3%減の23億2千万円、営業利益は6千万円、経常利益は8千万円、当期純利益は4千万円で、減収黒字化を見込んでいる。なお、年間売上高の約8割を占める学校アルバム部門は卒業時期の2、3月に売り上げが集中する傾向がある。