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売上高は11・5%増の79億8千万円 テノHD中間期
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週刊経済2024年9月18日発行号
株式取得、事業譲受費用などで経常損失600万円
保育、介護などの家庭総合サービスを展開する㈱テノ.ホールディングス(福岡市博多区上呉服町、池内比呂子社長)の2024年12月期連結中間決算は、売上高が前年同期比11・5%増の79億8000万円、経常損失が600万円(前年同期は経常利益8300万円)で増収赤字となった。
売上面は、認可保育所の補助金収入増加のほか、介護事業で今期株式取得、事業譲受した会社の寄与、前期子会社化したセーフティージャパン・リスクマネジメントの寄与で増収。利益面では、保育士の処遇改善における労務費の増加、保育事業「KDI福岡アイランドシティ」の新規開園費用、介護施設の取得および関東で初の介護施設「ほっぺるの家」の新規開設費用、介護事業における障がい福祉事業の取得費用、のれん償却費の発生、セーフティージャパン・リスクマネジメントの費用、のれん償却費の発生で赤字となった。営業損失は0百万円(前年同期は営業利益7100万円)、上半期純損失は5600万円(前年同期は上半期純利益8100万円)。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比9・1%増の158億8000万円、営業利益が17・2%減の1億5500万円、経常利益が28・9%減の1億3800万円、当期純利益が67・7%減の3200万円で増収減益を見込んでいる。