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売上高は11・4%減の182億5564万円 にしけい3月期


週刊経済2021年6月22日発行

新型コロナの影響で赤字に

地場最大手警備業、㈱にしけい(福岡市博多区店屋町、大坪潔晴社長)の2021年3月期決算は、売上高が前期比11・4%減の182億5564万円、経常損益は前年度の3億4407万円の利益から8億3600万円の損失に転じた。
新型コロナウイルスによるイベント中止や航空便の運休に伴う受注減で減収減益となった。部門別に見ると、一般部門の売上高はイベント中止で前期比3・4%減の108億5389万円。現金輸送部門は新規業務の受注などで同0・4%増の28億8733万円と前年を上回ったが、空港保安部門は新型コロナウイルスによる航空便の運休が響いて30・3%減の45億1440万円と大きく前期を下回った。
今期は、機械警備の受注増加、空港部門等の新型コロナウイルス影響の軽減を見込み、売上高は6・3%増の194億1400万円を予想。コスト低減で利益率向上を図り、経常損益は5億円の利益を予想している。