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売上高は11・2%減の220億9800万円 高田工業所中間期


週刊経済2021年12月7日発行

期首予想は上回る

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の9月連結中間期連結決算は、売上高が220億9800万円、経常利益は7億2900万円だった。今期から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、前年同期との比較は出していないが、単純比較した増減率は、売上高が11・2%減、経常利益は38・5%減となる。
今期は主力である化学プラントの定期修理工事が少ない年にあたるため、期首予想値は、売上高213億円、営業利益2億5千万円、経常利益は2億4千万円、当期純利益は2億3千万円だったが、予想よりも化学プラントの定修工事が伸びて売上高は予想値を超え、利益は業務効率化によるコストダウンもあって、営業利益は7億1900万円、当期純利益は4億8600万円と、予想を大幅に上回った。今後の見通しについて髙田社長は「上期は予想を上回ったが、下期に向けて不安要素がゼロではないため通期予想は変えていない。一方、受注は好調で前年を大きく上回っているため、来期以降は期待できる」と話している。