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売上高は11・2%増の8億7800万円  はかた匠工芸    女性向け和装品が好調


 東証・東京プロマーケットに上場し、博多帯製造、販売の株式会社はかた匠工芸(大野城市仲畑2丁目、岡井弘志社長)の16年12月期決算は、売上高が前期比11・2%増の8億7800万円、経常利益は同64%増の374万円で増収増益となった。
 親会社の日本和装グループが展開する着付け教室、セミナーやイベント案内により取り込んだ女性向け和装品の販売などが奏功し、増収増益となった。
 事業別に見ると、女性向け和装事業では営業部の人員増加に伴う受注増加や、販売会での販売経費管理の徹底などにより、売上高は8億1625万円、営業利益は1432万円だった。また、男性着物事業では男性向けの着付け教室の積極展開や広告宣伝などに取り組んだものの受注獲得に結びつかず売上高は6267万円、営業損失は616万円だった。
 17年12月期は生産体制改善による製造原価率や仕入れ原価率の改善に取り組むことで、売上高は24・3%増の10億9200万円、経常利益は4・6倍の1400万円を見込んでいる。