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売上高は11・0%増の197億円 はせがわ3月期決算
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週刊経済2022年5月24日発行
主力の仏壇仏具、墓石が好調
仏壇・仏具販売の最大手・㈱はせがわ(福岡市博多区上川端町、新貝三四郎社長)の2022年3月期連結決算は、売上高が前期比11・0%増の197億9200万円、経常利益が13・4%増の12億3300万円で増収増益だった。
TVCMや地域特性に合わせた新聞折込チラシなどの販促活動を展開、特に彼岸供養の関心が高まる2~3月にかけては従来の販促策を期間・量ともに増やした。また昨年12月には公式ホームページのリニューアルや自社ECサイトの開設などデジタルを活用した情報受発信を強化。さらに墓石および屋内墓苑での従来からのラインナップに、近年関心が高まっている多種多様な埋葬ニーズ(樹木葬・合葬墓・海洋葬など)も加えた遺骨供養に関するトータルソリューションの提案を積極的に展開した。この結果、仏壇仏具が142億5700万円(11・3%増)、墓石が42億4千万円(7・8%増)となり、主力の仏壇仏具、墓石を合わせた売上高は184億9700万円(10・5%増)と好調だった。一方、経費についても売上高が大きく伸びたことから経常利益(13・4%増)、当期純利益(約3・2倍)ともに増益となった。
2023年3月期は、通期売上高が1・0%増の200億円、経常利益が39・2%減の7億5千万円の増収減益を見込んでいる。