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売上高は10・9%増の428億円 アプライド24年3月期


週刊経済2024年5月29日発行号

IT投資の需要増などで

パソコン・周辺機器等の製造販売を手掛けるアプライド㈱(福岡市博多区東比恵3丁目、岡義治社長)の24年3月期連結決算は、売上高が前年同期比10・9%増の428億1900万円、経常利益が同22・2%増の21億4200万円で増収増益となった。
省力化を目的とした企業のIT投資に対応し、自社開発のハードウェアとソリューション、保守を含むIT導入のトータルサポートなどを推進し増収。売り上げ増に伴い営業利益は同22・3%増の21億2400万円、純利益は同10・2%増の12億1000万円だった。セグメント別売上高は、パソコン・ゲーム事業が、大学・官公庁向け販売の「SI事業部」における仙台営業所、北大阪営業所の新規開設による営業エリア拡大やBtoB販売を中心とした特機営業部での効率的な需要獲得などで同3・9%増の317億2000万円。化粧品・雑貨事業は、オリジナルギフトの展開を推進したことに加え、卸売販売が堅調に推移し、同36・6%増の107億2400万円。出版事業は、最新のデジタル技術やドローンを活用したPR動画配信サービス、SNS運用代行サービス、官公庁・自治体向けデジタルブック作成などで同12・5%増の3億9300万円となった。
今期は、売上高が同0・4%増の430億円、経常利益が同0・3%増の21億5000万円、営業利益が同1・2%増の21億5000万円、純利益が同11・5%増の13億5000万円を見込んでいる。