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売上高は10・3%増の217億8800万円 大石産業


週刊経済2023年5月30日発行号

経常は8・5%減の13億9800万円

産業用包装資材メーカーの大石産業㈱(北九州市八幡東区桃園2丁目、山口博章社長)の2023年3月期連結決算は、売上高が前期比10・3%増の217億8800万円、経常利益が同8・5%減の13億9800万円で増収減益だった。
売上高は、原燃料価格の高騰を背景に全製品の販売価格を修正したことに加え、業務用鶏卵トレーの需要回復や、パルプモウルドの新製品である食品用容器の拡販などが寄与。利益面は、販売価格の修正を上回る原燃料価格の高騰に伴う利益率の低下などにより減益となった。営業利益は同12・7%減の11億2500万円。また、3月6日に発生した八戸工場の火災で損害額1億5900万円を特別損失として計上。当期純利益は同14・6%減の9億200万円となった。
今期は売上高が前期比10・9%増の241億6700万円、営業利益が同37・4%増の15億4600万円、経常利益が同25・6%増の17億5600万円、当期純利益が同37・8%増の12億4300万円で増収増益を見込んでいる。