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売上高は10・0%減の7億7800万円 フロンティア中間期


週刊経済2024年7月31日発行号

新車の生産停止が影響

福証Qボード上場で、自動車用アクセサリー部品メーカーの㈱フロンティア(福岡市中央区天神2丁目、山田紀之社長)の2024年11月期中間連結決算は、売上高が前年同期比10・0%減の7億7800万円、経常利益が79・1%減の1000万円で減収減益だった。
売上面では、自動車用品販売を主とするPB販売事業において、自動車メーカーによる認証不正問題の影響で新車の生産停止があったことから減収。利益面も為替の急激な変動による商品仕入価格の増加のあおりを受け大幅減益となった。営業利益は98・0%減の100万円、上半期純利益は64・8%減の1000万円。
これらの要因を背景に通期予想を修正。売上高が前期比20・8%減の17億1200万円、営業利益が94・6%減の600万円、経常利益が83・1%減の1700万円、当期純利益が78・3%減の1700万円で減収減益を見込む。また、配当も中間配当を1株あたり10円から無配とし、期末予想も15円から10円に下方修正している。
同社は2002年に山口県周南市で「CARフロンティア山田」として創業、03年12月設立。資本金5763万円。従業員25人(23年11月末)。08年5月に現社名に変更し、14年7月に福岡支店(福岡市中央区天神2丁目)を開設。19年4月に本社を福岡に移し周南市の旧本社を山口支店とした。18年7月東京証券取引所「東京プロマーケット」上場(21年10月末廃止)、21年11月福岡証券取引所「Qボード」上場。