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売上高は1・7%増の125億8400万円 トラストHD 6期ぶり損失計上
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トラストホールディングス株式会社(福岡市博多区博多駅南5丁目、喜久田匡宏社長)の2015年6月期連結決算は、売上高が前期比1・7%増の125億8400万円で増収、経常損失が2億2500万円(前年同期は5億3400万円の経常利益)だった。6期ぶりの赤字。
主力の駐車場事業では、前年度にオープンした駐車場の早期収益化を図り、既存駐車場の活性化に努めたが、新築分譲マンション販売が競合物件の販売開始などの影響で当初の計画を下回ったことで微増収にとどまった。不採算駐車場の地代交渉や閉鎖などを積極的に実施し大幅な収益改善に取り組んだが、販管費と一般管理費の大幅な増加で営業損失は1500万円(前年同期は6億8700万円の営業利益)だった。また、不動産特定共同事業法に基づく駐車場小口化商品「トラストパートナーズ」と水素水販売のウォーター事業で、広告宣伝費などの先行投資がかさみ大幅な赤字となった。当期純損失は2億4600万円(前年同期は1億6300万円の当期純利益)。
今期は売上高が43・0%増の180億円、経常利益が7億5000万円、当期純利益が3億9000万円で増収黒字転換を見込んでいる。
同社は1993年創業、2013年7月設立。資本金4億2030万円。従業員520人。傘下に駐車場事業のトラストパーク株式会社、株式会社グランシップのほか不動産事業のトラストネットワーク株式会社、トラストアセットパートナーズ株式会社、警備事業のトラストパトロール株式会社、広告事業のトラストビジョン株式会社などがある。