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売上高は1・6%増の15億3600万円 メディアファイブ5月期決算


週刊経済2021年8月10日発行

IT投資回復で黒字転換へ

ITエンジニア派遣事業のメディアファイブ㈱(福岡市中央区薬院1丁目、上野英理也社長)の2021年5月期連結決算は売上高が前期比1・6%増の15億3600万円、経常損失が5600万円(前期6400万円の損失)で赤字幅を縮小した。
主力のソリューション事業は新型コロナウイルス感染症の影響によりITエンジニアの就業先の確保に苦戦を強いられ、中間期時点で厳しい見通しを立てていただが、第3四半期以降においては東京地区で回復傾向となった。またオフィス内装工事などを手掛ける工事関連事業では、大型案件を受注し、セグメント売上高が前期比72・7%増の1億8174万円、利益が1071万円(前期80万円)と過去最高の業績を達成した。同社では「ITエンジニアの確保、育成のための先行投資を継続し、優秀な人材の囲い込みに注力するとともに、就業先の確保や新規取引先、既存取引先において契約交渉を進めていく」とし、今期売上高は前期比10・6%増の16億9900万円、経常利益は700万円で黒字化を見込んでいる。