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売上高は1・2%増の63億8700万円 プラッツ6月期
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週刊経済2024年8月28日発行号
経常利益は7・5倍の1億8700万円
介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、河内谷忠弘社長)の2024年6月期連結決算は、売上高が前期比1・2%増の63億8700万円、経常利益が7・5倍の1億8700万円で増収増益だった。
売上面では、主力の福祉用具流通市場において、主力機種の一つとなる「ヨカロ」の出荷が想定よりも伸びず、医療高齢者施設市場における病院ベッドの出荷も計画比で減少したことから微増にとどまった。販売市場別にみると、福祉用具流通市場は前期比0・1%減の44億2405万円、医療・高齢者施設市場は8・5%増の17億9450万円、家具流通市場は37・1%減の5119万円、海外市場は21・4%減の1億1772万円。利益面では、為替相場の円安進行があった一方で、22年10月に実施した値上げ効果で全体の販売単価が向上したほか、製品コストおよび海外物流コストの低減なども重なり、売上総利益率が前期比1・2ポイント増の29・7%と改善した。営業利益は3700万円(前年同期は営業損失1億800万円)。また、営業外収益として持分法による投資利益1億3300万円(前年同期比14・0%増)、為替差益1900万円(同1・8%減)を計上。このほか、繰延税金資産の一部取り崩し等を法人税等調整額に計上したことから、当期純利益は70・5%減の6500万円となった。
今期は売上高が前期比22・1%増の78億円、営業利益が2・7倍の1億円、経常利益が14・6%減の1億6000万円、当期純利益が97・9%増の1億3000万円を見込んでいる。