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売上高は0・9%増の157億4900万円 シダー3月期


週刊経済2022年6月7日発行

販管費増で経常損失5100万円

全国にデイサービスセンター、介護付有料老人ホームなどを展開する㈱シダー(北九州市小倉北区大畠1丁目、座小田孝安社長)の2022年3月期連結決算は、売上高が前期比0・9%増の157億4900万円、経常損失が5100万円(前年同期は経常利益6億7400万円)で増収赤字だった。
有料老人ホーム1施設、ケアプランセンター2施設を新規開設。一方で、デイサービス事業において新型コロナによる利用控えの増加、施設サービス事業で既存の有料老人ホームの入居率が低下するなど苦戦を強いられ、売上面は微増にとどまった。利益面では、介護職員に係る人件費増で売上原価が増加。事業規模の拡大に伴う営業活動により、販売費と一般管理費が増加した影響で赤字となった。営業利益は前期比76・1%減の1億9300万円。また、一部介護施設の収益率低下による特別損失(固定資産の減損損失)2億8600万円を計上した結果、当期純損失は3億1900万円(前年同期は当期純利益3億8700万円)となった。
セグメント別に見ると、デイサービス事業は売上高が前期比1・8%減の35億3500万円、セグメント利益が同23・9%減の2億5600万円。施設サービス事業は売上高が同1・0%増の110億3500万円、セグメント利益が同29・1%減の10億7900万円、在宅サービス事業は売上高が同10・5%増の10億8100万円、セグメント損失が5900万円(前年同期は損失6900万円)。
今期は売上高が前期比5・4%増の165億9800万円、営業利益が同2・6倍の5億300万円で増収、経常利益が1億8300万円(前期は経常損失5100万円)、当期純利益が1億1800万円(前期は当期純損失3億1900万円)で黒字転換を見込む。