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売上高は0・9%増の104億7000万円 日本乾溜工業中間期


週刊経済2023年6月13日発行号

完成工事高は前年度比並み

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)の2023年9月期中間連結決算は売上高が前年同期比0・9%増の104億7000万円、経常利益が同10・7%減の9億7000万円で増収減益だった。
主力事業の建設業界において建設資材価格高騰や労働者不足による労務費の高止まりなどが続き受注環境は厳しい状況で推移しているものの、ガードレールや防護柵の大型工事が順次完成し公共投資は底堅く推移。建設事業の売上高は同4・1%増の92億3200万円。また防災安全事業は防災資機材や感染症対策用品の官公庁発注量が減少したことで前年同期比を下回った。
主力の建設事業の営業形態として中間期内に集中する傾向があり売上高が前期比3%減の163億3000万円、経常利益が1%減の9億8000万円の減収減益を見込む。