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売上高は0・8%増の33億円  東福製粉    販売数量減で2年ぶりに赤字


 小麦粉、ミックス粉などを製造・販売する東福製粉株式会社(福岡市中央区那の津4丁目、野上英一社長)の14年9月期連結決算は、売上高が前期比0・8%増の33億2500万円、経常損失が400万円の赤字となった。
 製粉事業の主力である小麦粉は、原料価格の引き上げを受けた製品価格値上げの影響もあり、売上高21億5000万円となったが、厳しい販売競争の中で販売数量は3・9%減少した。副製品のふすまは生産数量の減少に伴う販売数量減により、500万円減の売上高2億600万円。ミックス粉についても販売数量減少で5・9%減の売上高1億3700万円で、製粉事業の売上高は1・2%増の33億2500万円、セグメント利益は17・2%減の1億8300万円。不動産賃貸事業では今年4月の賃貸借契約の解除により、39・1%減の売上高1900万円、セグメント利益は69・3%減の400万円で、新たな賃貸先との契約を検討している。
 同社は8月に日本製粉株式会社の連結対象子会社となっており、今期は日本製粉との連携を一層強化し、営業力の強化や製造効率の向上、コスト削減の徹底に取り組み、売上高は2・9%増の34億4000万円、経常利益700万円の黒字転換を見込んでいる。