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売上高は0・8%増の169億7300万円 ベガコーポレーション


週刊経済2023年5月30日発行号

今期増収増益へ

インテリア家具を中心としたeコマース事業を展開する㈱ベガコーポレーション(福岡市博多区祗園町、浮城智和社長)の2023年3月期決算は売上高が前期比0・8%増の169億7300万円、経常利益が同41・3%減の3億6400万円で増収減益だった。
SEOやウェブ広告、SNS強化などが奏功し旗艦店となる「LOWYA(ロウヤ)」の会員数は同23・3%増の139万人、リピーター比率は26・1%に向上。在庫適正化や物流拠点の統合、東京支社の移転などによる販売管理費の削減により、巣ごもり需要増の反動があったもののマイナス幅を縮小し利益を改善した。
また、越境ECプラットフォーム事業「ドコデモ」は、円安進行が日本製品の割安感を高め需要を後押しする中で、マーケティング施策により会員数が100万人を超え、流通総額は前期比36・2%増加。同事業売上高は前期比47・7%増の6億5300万円となった。
今期は引き続き旗艦店と大手モール内店舗を中心に流通総額の伸長を図り売上高は前期比6・0%増の180億円、経常利益は72・8%増の6億3000万円で増収増益を見込む。