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売上高は0・5%減の85億2600万円 FCHD6月期


週刊経済2024年9月18日発行号

経常利益は5・6%減の11億3500万円

交通・都市など調査・計画・設計コンサルタントを手掛ける㈱福山コンサルタント(福岡市博多区博多駅東3丁目、栄徳洋平社長)の持ち株会社、㈱FCホールディングス(同、福島宏治社長)の2024年6月期連結決算は、売上高が前期比0・5%減の85億2600万円、経常利益が5・6%減の11億3500万円で減収減益だった。
受注高は前年同期比4・7%減の86億2200万円で、前期からの繰越を含む総業務量は0・4%増の140億9900万円。売上高は微減だったが、今期への繰越業務量は1・8%増の55億7200万円で順調な滑り出しとなっている。利益面では、採用数の増加や賃上げなどを含む積極的な人材投資、研究開発投資による販売費および一般管理費の増加で減益となった。営業利益は5・0%減の11億3500万円。また、連結子会社の㈱地球システム科学で事業展開するスーダン国などの政情悪化の影響および今後の地政学上のリスク想定で、特別損失に減損損失として1億8300万円を計上し、のれんの全償却を完了した結果、当期純利益は17・1%減の6億7千万円となった。
今期は売上高が前期比3・3%増の88億円、営業利益が5・7%増の12億円、経常利益が5・7%増の12億円、当期純利益が26・7%増の8億5千万円で増収増益を見込んでいる。