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売上高は0・4%減の839億7500万円 ロイヤルHD


週刊経済2022年3月8日発行

費用低減で赤字幅は大幅縮小

ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目、黒須康宏社長)の2021年12月期連結決算は、売上高が前期比0・4%減の839億7500万円、経常損益が44億9800万円の経常損失(前期は198億5500万円の赤字)となった。通期赤字は2期連続。
主力の外食事業やコントラクト事業(フードサービス受託)が、断続的に続いた緊急事態宣言やまん延防等重点措置の影響を受け減収となったものの、新規開業効果のあったホテル事業、家庭用フローズンミールの製造や業務食の出荷食品事業が伸び全体では微減にとどまった。また利益面ではテイクアウトやデリバリー販売を強化した外食事業をはじめ、各部門の構造改革推進に伴う費用低減や助成金計上で第4四半期は8四半期ぶりに経常黒字に転換するなど、損失幅は大幅に縮小した。今期は各事業の需要回復に伴い、売上高は1040億円、経常利益は15億円の増収増益を見込んでいる。