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売上高は0・4%増の395億円 ムーンスター


経常利益は35・2%増の7億円

大手ゴム靴メーカーの㈱ムーンスター(久留米市、猪山渡社長)の2017年6月期決算は、売上高が前年同期比0・4%増の395億4400万円、経常利益が35・2%増の7億600万円の増収増益だった。

当期は持続的成長に向けての中期経営計画「MSビジョン150」の第2フェーズ1年目として消費者との接点の強化・拡大、大人・シニア市場の拡大、海外展開の拡大などに取り組んできた。特に消費者との接点の強化・拡大では子供靴直営店「ゲンキキッズ」が出店から10年を超え、6月末の店舗数は58店となったほか、オンラインショップなどのECサイトの充実を図った。海外戦略については米国、EU、アジアでの展開を強化するとともに、供給面ではベトナム事務所を本格的に稼働し、アセアン地域の情報収集や品質・納期管理の体制を構築したことでASEANでの比率が順調に伸びた。この結果、売上高は微増ながらも、新製品の小売価格引き上げ効果などから増益となった。

同社では「今期は『MSビジョン150』の第2フェーズの2年目となり、成長戦略の確実な実行に加え、自社製品を一層拡大・強化するとともに、収益の柱として育成し収益基盤の安定化に努める」と話している。

2017年10月24日発行