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売上高は0・3%減の82億5千万円 丸東産業中間決算


週刊経済2021年11月2日発行

海外向け食品製造機械の受注回復

包装資材製造の丸東産業㈱(小郡市干潟、尾﨑太郎社長)の22年2月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比0・3%減の82億5千万円、経常利益が14・4%減の4億3300万円の減収減益だった。
袋を開封した時に段差ができて開けやすい「掴めるくん」などの商品を改良し、付加価値が高い製品を拡販、昨年落ち込んだ海外向け食品製造機械の受注が回復したものの、前期巣ごもり需要で急増した受注が落ち着いた分が影響し、前年並の売上高となった。一方、利益面では原油・ナフサ価格の高騰に加えて、需給バランスによる原材料の値上がりがあったほか、福岡工場の製品ラック拡張や営業所建て替えに伴う減価償却費の増加などにより減益となった。半期の純利益は17・2%減の3億300万円。
通期では、売上高が前年同期比1・2%増の168億円、経常利益は同1・1%増の10億4千万円、当期純利益は2・9%増の7億2千万円で増収増益を見込んでいる。