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売上高は0・2%減の589億3300万円 ゼンリン
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週刊経済2023年6月6日発行号
自動車生産調整によるカーナビ販売減少
住宅地図メーカーの㈱ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、髙山善司社長)の2022年3月期連結決算は、売上高が前年同期比0・2%減の589億3300万円、経常利益が同30・9%減の21億400万円となった。
マーケティングソリューション関連やIoT関連において受託案件などが増加したものの、オートモーティブ関連において自動車の生産調整の影響などでカーナビゲーション用データの販売が減少した。費用面では売上高の構成変化による売り上げ原価や位置情報の精度向上に関わる地図データベース整備費用などが増加。加えて社会経済活動の正常化やエネルギー・原材料価格の高騰による営業費用の増加が影響した。
今期は売上高が前年同期比5・2%増の620億円、経常利益が同28・3%増の27億円を見込んでいる。