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売上高は過去最高の326億4700万円 梅の花
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純利益は2年ぶり黒字
湯葉・豆腐料理の和食レストランを展開する㈱梅の花(久留米市天神町、梅野重俊会長兼CEO)の2018年9月期連結決算は、売上高が前年同期比4・0%増で過去最高の326億4700万円、経常利益が同1・2%増の2億7000万円で増収増益だった。
17年4月に子会社化した㈱すし半の売り上げが加わったことなどから増収となった。営業利益は同24・4%増の3億9000万円。前期は特別損失5億4400万円を計上したことで4億1400万円の純損失があったが、今期は当期純利益が1000万円となり2年ぶりの黒字に転じた。セグメント別にみると、主力の外食事業では来店頻度やサービスの向上に取り組んだほか、新規出店もあり、売上高は同5・5%増の190億500万円、セグメント利益は同23・0%増の9億2600万円。テイクアウト事業も、定期的なイベントやタレントを起用した企画で新規顧客の開拓を図り、売上高は同0・2%増の120億100万円、セグメント利益は同1・5%増の4億5400万円。
一方、外販事業は、製造部門との連携強化に取り組んだほか、16年10月に完全子会社化した水産加工会社㈱丸平商店のカキフライ製造ラインを増設し、販売強化やグループ内の相乗効果創出に向けた取り組みを実施。売上高は同17・4%増の16億4000万円だったが、カキの市況悪化に伴ってセグメント損失が1億1900万円(前期はセグメント損失1800万円)となった。来期は今年8月に完成した京都セントラルキッチンの減価償却費を計上することなどから、売上高322億8200万円、経常利益1億9300万円の減収減益を予想している。同社は「外食事業とテイクアウト事業は既存店舗数を上回るよう新規出店を続け、外販事業についても新規取引先開拓を続けていく」と話している。
同社は1990年1月設立。資本金50億8294万円。従業員数715人。店舗数は284店。
2018年11月27日発行