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売上高は微減収の165億2400万円  鳥越製粉第3四半期決算


主力事業横ばいも精麦事業が苦戦

製粉業大手の鳥越製粉㈱(福岡市博多区比恵町、鳥越敬会長兼社長)の19年12月期第3四半期決算(1月〜9月)は、売上高は前年同期比0・3%減の165億2400万円、経常利益は同6・0%減の10億500万円で減収減益だった。
主力の製粉事業、食品事業はほぼ前年同期と横ばいの売り上げだったが、精麦事業が焼酎業界の需要低迷などで売上高は前年同期比0・8%減となり、連結減収につながった。収益面でも販売競争の激化などで減益基調となったが、四半期純利益は同1・1%減の6億8900万円に留めた。
通期の見通しに変更はなく、売上高は前期比6・1%減の240億円、経常利益は同21・0%増の18億円で増収増益を目指している。一方で、TPP21やEPAなどの貿易協定の発効に伴い、海外を含めた販売競争が一層激化していくとの見方も示している。

20191119日発行