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売上高は微増の2310億400万円 ナフコ3月期


熊本地震の影響で純利益は16・2%減

ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する株式会社ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、石田卓巳社長)の3月期決算は、売上高が前期比0・5%増の2310億400万円、経常利益は1・5%減の91億7000万円で増収減益となった。

当期は新規出店が12店、5店舗を閉鎖して年度末の店舗数は371店。純増が7店舗にとどまったことなどで売り上げが伸び悩み、営業利益は0・3%増の87億3300万円にとどまった。また熊本地震の影響で固定資産や棚卸資産のき損、滅失等による震災関連費用を10億600万円、台風16号の被害による災害関連費用4100万円を特損計上したことで当期純利益は16・2%減の43億5800万円となった。部門別の売上高は、主力の「資材・DIY・園芸用品」が1・2%増の932億3400万円、「生活用品」も1・5%増の668億5300万円と前年をクリアしたが、「家具・ホームファッション用品」が3・1%減の502億8200万円となった。

今期は、年間5店舗の新規出店と1店舗の増床を計画しており、売上高は0・1%増の2312億円を見込む。利益面では値入率の改善、経費の削減を進め、営業利益は11・1%増の97億円、経常利益は8・0%増の99億円、当期純利益は28・5%増の56億円を見込んでいる。同社の中村克彦取締役は「4月は前年をわずかに下回り、5月はほぼ前年並みで推移している。今後新店が増える可能性もある」と話している。

2017年6月6日発行