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売上高は微増の168億86百万円  大石産業    今期は増収増益見込む


 産業用包装資材製造の大石産業株式会社(北九州市八幡東区桃園2丁目、中村英輝社長)の12年3月期連結決算は、売上高が前期比0・1%増の168億86百万円、経常利益が同8・1%減の8億46百万円で増収減益だった。
 鶏卵トレーなどの需要低迷や震災、タイ洪水被害などで出荷が落ち込んだが、昨年9月から本格的に開始したハンバーガーチェーン向けの持ち帰り用飲料トレーの販売が好調に推移し、2期連続の増収となった。事業別売上高は緩衝機能材事業が同1・1%増の83億86百万円、包装機能材事業が同1・2%増の79億21百万円。利益面では、震災の影響で子会社のイベント関連業務が中止になったことが響き、4年ぶりの減益となった。営業利益は同13・0%減の6億12百万円、当期純利益は同26・3%減の4億14百万円。
 今期は新たな需要掘り起こしに向けた新製品の開発やコーティングフィルム、太陽電池封止材など新市場の開拓に取り組み、売上高が前期比3・6%増の175億円、経常利益が同6・3%増の9億円を見込んでいる。