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売上高は前期比4%減の103億7800万円 日本乾溜工業中間期
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週刊経済2022年5月24日発行
完成工事高は前年増
交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)の2022年9月期中間連結決算は売上高が前期比4%減の103億7800万円、経常利益が同7・9%減の10億8600万円で減収減益だった。
主力の建設事業はスポーツ施設の防球ネットや高速道路のワイヤーロープ式防護柵などの大型工事完成により完成工事高は前年同期を上回ったが、前期好調だった防災安全事業では備蓄用品や感染症対策の資機材の販売が減少。また化学品事業においても、タイヤ需要に持ち直しがみられるものの企業間競争の激化により前年を下回った。
セグメント別では建設事業の売上高は前年同期比2・1%増の88億7200万円、同利益は4・9%増の11億5900万円。防災安全事業の売上高は31・1%減の12億8700万円、同利益は45・2%減の1億1900万円。化学品事業の売上高は12・7%減の2億1700万円、同利益は61・6%減の2300万円。
主力事業の売上高は上半期に集中する傾向があり、通期売上高は前期比11・3%減の160億円、経常利益が同51・8%減の6億7千万円の減収減益を見込んでいる。