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売上高は前期比25・2%増の1746億円 三井ハイテック
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週刊経済2023年3月21日発行
車載半導体好調で経常は44・6%増
半導体部品製造の三井ハイテック㈱(北九州市八幡西区小嶺、三井康誠社長)の23年1月期連結決算は、売上高は前期比25・2%増の1746億1500万円、経常利益は同44・6%増の226億6900万円で増収増益だった。
旺盛な半導体需要を受け、初めて年商1千億円を突破した前期からさらに業績を伸ばし、3期連続の2けた増収・大幅増益と躍進した。主力の電機部品事業は、近年旺盛な電動車向け駆動・発電用モーターコア需要で今期も販売を伸ばし、売上高は前期比32・7%増の1001億8400万円で連結増収をけん引。初めてセグメント単体で売上高1千億円を突破した。また、同事業に次ぐ売上規模の電子部品事業は、情報端末向け半導体の需要減・在庫調整があったものの、堅調な車載向け半導体の需要拡大に支えられ、売上高は同18・4%増の700億4100万円と好調だった。また、金型・工作機械事業の売上高は同10・3%増の118億800万円だった。利益面では、電気部品事業で先行投資による費用増などがあったものの、電子部品事業の営業利益が同56・4%増の122億2200万円と連結での大幅増益をけん引した。最終利益は同49・3%増の175億8100万円だった。
今期も旺盛な半導体需要が見込まれることから、売上高は前期比17・4%増の2050億円と初の2千億円台突破を目指す。一方、経常利益は同1・2%減の224億円、最終利益は同5・6%減の166億円と減益予想を示している。