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売上高はコロナ影響で4・5%減の386億円 ロイヤルHD中間期
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週刊経済2021年8月24日発行
構造改革で赤字幅は大きく縮小
ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、黒須康宏社長)の2021年12月期の中間連結決算は、売上高が前期比4・5%減の386億6800万円、経常損益が50億8200万円の損失(前期は124億4700万円の損失)となった。
巣ごもり需要で好調なテイクアウト・デリバリーに加え、時短営業を実施する外食事業が「ロイヤルホスト」や「てんや」の2業態を中心にコロナ禍前(2019年度)の80%まで売り上げが回復。その一方で、宿泊需要の回復が遅れているホテル、その他外食・高速道路店舗などでの集客減が大きく響き減収となった。
利益面では構造改革(組織再編・不採算店撤退など)による費用低減によって各事業で収支改善が進み、外食事業や食品事業の経常黒字化に加え、他のセグメントの損失幅も大幅に縮小した。
通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが依然不透明であることや、感染拡大の状況や緊急事態宣言の有無などで業績が大きな影響を受けるため引き続き未定としている。