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売上高が6・1%減の1919億円 西部ガスホールディングス3月期


週刊経済2021年6月8日発行

ガス売上減など影響

西部ガスホールディングス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)の2021年3月期連結決算は、売上高が前年同期比6・1%減の1919億9300万円、経常利益が39・5%減の45億5800万円で減収減益だった。単体では売上高が1156億1千万円(7・8%減)、経常利益が9億8100万円(77・1%減)の減収減益だった。
新型コロナウイルス感染症の世界的拡大に伴う企業収益や個人消費の減少、雇用情勢の悪化など、経済活動が停滞し景気が急速に悪化した影響からガス売上が減少。さらに原料費調整によるガス料金単価の下方調整の影響や連結対象である食関連事業において新型コロナウイルス感染症の影響等により売上高が減少したことから減収となった。利益面でもガス事業および食関連事業等において売上高が減少したことなどから減益となった。今期は連結で売上高が2千億円(4・2%増)、経常利益が70億円(53・6%増)の増収増益を見込んでいる。
また、ガス販売実績は2・2%減の8億6370万㎥だった。種類別では家庭用(2億3938万㎥)が外出自粛の影響などからガス使用量が増加し4・5%のプラスに。一方で業務用(5億1333万㎥)は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け7・5%の大幅マイナスとなり、総販売量は2・2%減となった。今年3月末の顧客戸数はほぼ前年並みの113万6千戸だった。