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売上高が3・8%減の2563億円 西部ガスホールディングス3月期


週刊経済2024年5月8日発行号

暖冬でガス販売量が減少

西部ガスホールディングス㈱(福岡市博多区千代1丁目、加藤卓二社長)の2024年3月期連結決算は、売上高が前年同期比3・8%減の2563億2800万円、経常利益が11・8%減の103億7700万円の減収減益だった。
主力のガス事業では業務用ガス販売量が大口顧客の獲得および既存顧客の稼働増で3・3%増えたものの、家庭用ガス販売量が需要期の気温が高かったことなどから2・5%減少。さらに原料費調整によるガス料金単価の下方調整の影響もあり、ガス事業の売上高は4・0%減の1593億6600万円だった。このほか、LPGは4・9%減の254億2100万円、電力・その他エネルギーは3・5%増の220億8200万円、不動産が2・2%増の427億1500万円、飲食関連などのその他が7・9%減の255億6800万円だった。
一方、利益面ではガス事業の売上減に加え、前期計上したハウステンボス株売却に伴う特別利益(約84億円)の反動減などから減益となった。今期は連結で売上高が2600億円(1・4%増)、経常利益が80億円(22・9%減)の増収減益を見込んでいる。
ホールディングス傘下の企業集団の状況は、増加が1社(健和住宅㈱)、減少が3社(㈱天神町木村屋ビル、㈱ベストサプライ、エネ・シードウィンド㈱)、持分法の適用減が1社(FUTAEDA㈱)で、連結子会社は44社、持分法適用関連会社が5社となった。