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売上高が2期ぶりに100億円突破 はせがわ中間期


週刊経済2021年11月30日発行

主力の仏壇仏具、墓石が好調

仏壇販売の最大手・㈱はせがわ(福岡市博多区上川端町、新貝三四郎社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年同期比19・8%増の101億7900万円と2期ぶりに100億円を突破、経常利益は100・3%増の7億2700万円で増収増益だった。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による行動制限の中で、仏壇仏具や墓石の購入を検討する選択肢が絞られたほか、検討期間を短縮する傾向がみられた。また、帰省や葬儀参列、弔問も制限されたことなどから進物需要が増加。この結果、主力の仏壇仏具、墓石の売り上げが東日本エリア(75億6600万円、18・4%増)、西日本エリア(19億5500万円、20・8%増)ともに2桁増となり、新型コロナウイルス感染症が流行する前の水準に回復した。一方、経費面では売上高が当初計画(97億8千万円)を上回る実績となったほか新規投資の抑制、経費の効率的な消費などから当初計画(3億5千万円)のほぼ2倍となった。
通期では、上半期が当初業績予想を上回ったものの、依然として新型コロナウイルス感染症の再流行の可能性が否定できないことから業績予想は修正せず、売上高が5・9%増の189億円、経常利益が40・2%減の6億5千万円の増収減益を見込んでいる。