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売上高が昨年と同じ114億円 はせがわ中間決算


週刊経済2023年11月28日発行号

商品原価の高騰や人件費増で減益に

仏壇販売の最大手・㈱はせがわ(福岡市博多区上川端町、新貝三四郎社長)の9月中間決算は、売上高が昨年と同じ114億9700万円、経常利益が17・5%減の10億5400万円だった。
昨年度スタートした中期経営計画に基づき「“売り切り型〟からの脱却」をテーマに供養分野だけでなく、顧客の心豊かな生活(ピースフルライフ)を支援する取り組みに力を入れている。また会員制度「ピースフルライフクラブ」を充実し、様々なコンテンツから顧客に役立つ情報を提供。さらに相続や遺品整理、不動産整理に関する相談対応とサービスを提供するピースフルライフサポート事業を全営業店で開始。このほか店舗やインターネット、電話で各種相談に対応できる体制も整えた。この結果、半期売上高は3期連続で100億円を突破した。経常利益については、商品原価の高騰や物価高騰に対応した従業員の賃上げによる人件費増などが影響し減益となった。
通期では売上高が2・3%増の221億円、経常利益が18・2%減の14億5000万円の増収減益を見込んでいる。