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売上高が前期比16・7%増の5879億8200万円 ヤマエグループHD
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週刊経済2023年6月6日発行号
売上高、各利益項目全てで過去最高
食品や住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野㈱を中核とするヤマエグループホールディングス㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、網田日出人会長兼社長)の2023年3月期連結決算は、売上高が前期比16・7%増の5879億8200万円、経常利益が54・0%増の121億5600万円で増収増益となり、売上高、各利益項目全て過去最高を更新した。
売上高は外食需要増による業務用の売り上げ回復、昨年4月以降にグループ入りした子会社の業績取り込み、原料価格高騰などで843億4600万円の増収。利益面ではグループ全体で業務の見直しや効率化に取り組むことで経営基盤の強化を図った結果、経常利益が121億5600万円、当期純利益が78億6800万円(前期比17・1%増)と大幅な増益となった。
セグメント別に見ると、主力の食品関連事業は売上高が14・4%増の3945億8600万円、営業利益が2・486倍の63億100万円と大幅な増収増益となった。糖粉・飼料畜産関連事業は売上高が28・2%増の968億6200万円となったものの、ウクライナ情勢や記録的な円安に伴い輸送費等のコストが大幅に増加した影響で営業利益は4・7%減の17億900万円。住宅・不動産関連事業は売上高が15・3%増の771億1100万円、営業利益が13・4%増の50億7300万円と好調を維持。運送、燃料関連、レンタカー、情報処理サービスなどのその他事業は売上高が18・4%増194億2100万円となったが、運送関連や燃料関連事業において原油価格の高騰の影響を受け営業利益が50・6%減の1億6700万円と大幅減益だった。
今期は売上高が10・5%増の6500億円、営業利益が14・9%増の133億円、経常利益が15・2%増の140億円、当期純利益が11・8%増の88億円を予想し、2期連続で売上高、各利益項目全ての過去最高更新を見込んでいる。